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2026年5月総合コラム:映画の「ネタバレ」記事、著作権侵害で有罪判決(東京地裁)
映画の内容を文章で説明した、いわゆる「ネタバレ記事」をインターネットに公開したことが著作権侵害にあたるかが争われた裁判で、東京地方裁判所は、著作権侵害を認め、サイト運営会社の代表に対し、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
判決を受け、国内の主要IPホルダーで構成される一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は声明を発表しました。
https://coda-cj.jp/news/2742/
サイト運営会社の代表は、「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」などの映画のせりふや場面展開などを詳細に書き起こした「ネタバレ記事」にしてサイトで公開したとして、著作権法違反に問われました。
裁判では、作品の内容を文字でまとめたネタバレ記事が、作品の「翻案」にあたるかが争われました。翻案とは「原作の本質的な特徴を維持しつつ、創作的な変更を加えて別作品を創作すること」を意味します。著作権法上、著作者のみに認められており、他人が無断で行うのは著作権法違反とされています。
弁護側は、「文字だけで作品の本質的特徴を再現することはできず、記事は翻案とは言えない」と無罪を主張していました。
東京地裁は判決で、「記事では、情景の描写とともに特徴的なせりふが抜き出されていて、映画の本質的な特徴を感じられる」として、著作物の「飜案」にあたると判断。著作権侵害にあたると認定しました。
その上で、「被告は広告収入を得る目的でサイトを開設し、犯行に及んでいて責任は重い」として、懲役1年6か月、罰金100万円、執行猶予4年を言い渡しました。
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