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2024年12月総合コラム:AI関連発明の適用分野が拡大(特許庁)
特許庁は、国内外のAIに関する特許出願動向の調査報告書を発表しました。
https://www.jpo.go.jp/system/patent/gaiyo/sesaku/ai/ai_shutsugan_chosa.html
報告書によると、AI関連発明の出願件数は2014年以降急激に増加しており、2022年の出願件数は約10,300件でした。AI関連発明は、AIコア発明に加え、AIを各技術分野に適用した発明を含めたものと定義しており、近年、AI適用技術が急増しています。
AI関連発明の適用分野をみると、医学診断、制御系・調整系一般、交通制御、画像処理、ビジネス、情報一般、音声処理、マニピュレータ、材料分析、情報検索・推薦、映像処理、自然言語処理など多岐にわたっています。特に画像処理の出願件数の増加は顕著で、AIコア技術よりも多くなっています。
また、主分類の数も増加傾向にあり、AI技術の適用先が拡大していることがうかがえます。
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