-
2025年5月総合コラム:特許出願件数が回復基調「特許庁ステータスレポート2025」
特許庁は、国内外の知的財産に関する最新の統計情報などをまとめた「特許庁ステータスレポート2025」を公表しました。
https://www.jpo.go.jp/resources/report/statusreport/2025/index.html
<特許出願件数>
2024年の特許庁への特許出願件数は30万6855件で、2023年の30万133件から6722件増(前年比2.2%増)となりました。このうち、国際特許出願件数は7万2890件で、2023年の7万5687件を2797件下回りました。特許出願件数(国際特許出願を除く)は、近年減少傾向にありましたが、2024年は2023年に続いて前年を上回り、回復基調にあることが示されました。
日本の中小企業の特許出願件数をみると、2022年、2023年と連続で増加し、2023年は過去最高の4万221件となりました。日本国特許庁を受理官庁としたPCT国際出願の件数は、過去最高を記録した2019年の5万1652件から漸減傾向にあり、2024年は4万6751件でした。
<一次審査通知までの期間と権利化までの期間>
2023 年度における一次審査通知(First Action)までの平均期間(FA期間)は、9.4 か月、権利化までの期間は、13.8か月と政府目標を達成しています。
(注意)本コラムは、理解のしやすさを最優先に作成していますので、法律的な正確性はありません。本コラムのアドバイスを参考にする際の責任で追いかねますのでご了承ください。
本コラムの著作権は、知的財産管理センターを運営する株式会社ブライナに帰属しますので、無断転載を禁止致します。